感情や思いはオープンクエッションで聴こう★キャリコン面接対策

今秋、2つの新しいことにチャレンジします。今まで避けてきた研修講師の仕事です。実は私、今まで一対大勢の仕事は、多少はやってきたものの、なるべく避けるようにしてきました。

理由は一人ひとりと丁寧に関わりたいから。一対一が好きなんです。だけど、それって自分に限界を作っているんじゃないか。100%好きなことじゃなくても、人から求められるなら、やってみてもいいんじゃないか。それが自分の可能性を広げたり、今の仕事に深みを増すことにつながるんじゃないか。そんな風に考えていたら、なんだかワクワクしてきて挑戦することにしました(笑)。

一つは公的機関での障害者向けセミナー講師。もう一つは大手企業の研修講師。前者はもう登壇が決まってるのですが、後者はオーディションがあるのでまだできるかどうかはわかりません。うまくいくかどうかは全然わかりませんし、断られる可能性もあります。でもいくつになってもドキドキワクワクしながら仕事したいなーと思っています。こう書きながらも、久々のプレッシャーにちょっとやられ気味の今日このごろです^^

多くの受検生が苦戦する、クライエントの感情・考えの聴き方

多くの受検生がつまづくポイントの一つが、クライエントの感情の聴き方です。
では問題です!

塾講師をしているが、経営者から塾をたたむという話を聞かされた。すぐに転職先を探さなければならずどうすればよいか悩んでいる。

というクライエントがいたとしましょう。
このクライエントに、例えば仕事の希望を聴く場合、あなたならどちらの質問をしますか。

【A】「やはりまた塾のお仕事をしたいと思っているんですか。」
【B】「どんなお仕事をしたいと思っていらっしゃいますか。」

クローズドクエッションだとクライエントは自由に話せない

【A】のように質問する受検生はとーーっても多いです。心当たりありませんか。

でも、このように感情・考え方・価値観をクローズドクエッションで聴くと、クライエントは「YES」か「NO」しか言えず、自分の気持ちを自由に表現することができません。

しかも試験のクライエントは、クローズドクエッションで質問されたら、基本的に「はい」か「いいえ」でしか答えてくれませんので話が全然広がりません。よく「あまり話してくれないクライエントだった」とかいう方がいらっしゃいますが、これはキャリアコンサルタントがクローズドクエッションばかり使った可能性も考えられます。

また、キャリアコンサルタント自身の考えが合っているかをクライエントに確認する質問となるので、キャリアコンサルタントの先入観だと捉えられる可能性があります。

クローズドクエッションでクライエントが話す自由を奪わないように、そして、キャリアコンサルタントの思い込みで進めないように気をつけましょう。

オープンクエッションを使ってクライエントに自由に話してもらおう

【B】はオープンクエッションです。オープンクエッションを使うメリットは、クラエントが自由に話せるということです。

面接試験では、クライエントに自分の言葉でたくさん話してもらうことが大切です。特に、感情・考え方・価値観等に注意しながら、オープンクエッションを効果的に活用しましょう。

クローズドクエッションとオープンクエッションは効果的に使い分けよう

もちろん、クローズドクエッションを使わず、オープンクエッションだけで面接を進めることはできません。例えばクローズドクエッションは、まだ関係性が築けていない時に話しやすくするために使う、という方法もあります。2種類の質問を意図的に使い分けることができると、面接力がアップしますよ♪

こちらの記事も参考になさってくださいね。


面接試験まであと1ヶ月を切りました!学科・論述対策だけでなく、面接対策もがんばっていきましょーー!!

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