「クライエントが話したことを覚えていられない」という方へ
クライエントが長く話したとき
どうしよう!!!と思わないで^^
クライエントが長く話してくれたなら、それはすごいことです。
それまでのあなたの関わり方(言語・非言語など)から、心を開いてくれた、信頼関係がうまく構築できたからとも考えられます。
この後クライエントの自己概念の影に気づき、自問自答を促せるか、ここからの関わり方が非常に重要です。
クライエントが長く話している時
- 全体の内容をイメージでざっくり捉えてみましょう。
- クライエントの思いや考え、価値観が表れた言葉やフレーズだけをきっちり覚えておきましょう。
全部の言葉をきっちり覚えていなくても大丈夫です!例えば、登場人物は?その関係は?何があった?などをざっくりと思い浮かべてみましょう。
例えば、「●●するべきだ」「もう(まだ)●歳だし…」などという言い方は、クライエントの価値観が垣間見える言葉です。
クライエントの長い話が終わった時
- 慌てずに一呼吸置いて待ちましょう。
- クライエントの思いや考え、価値観が表れた言葉やフレーズを中心に要約してみましょう。
- また一呼吸置きましょう。
- (話し出さないようなら、)キーワードとなる言葉やフレーズについて問いかけてみましょう。
クライエントの口元や表情をよく見て、話し出さないことがわかるまで待ってください。
例えば、「◯◯さんは、△△だから□□とお考えなんですね。」としっかり受け止めます。キーワードと思われる言葉を強調して(抑揚をつけて丁寧に)言いましょう。
クライエントが話出すかどうか確認します。
例えば、「もう35歳だし…とおっしゃっていましたが、◯◯さんは35歳という年齢についてどんな風にお考えですか?」「◯◯さんにとって、35歳とはどんな意味があるのでしょうか?」など。 また、そう考えるようになったきっかけ(過去の経験)を聴くなどして、クライエントの自己探索の支援につなげていきましょう。
「クライエントが一番言いたいことは何か」を考えながら、じっくり話を聴きましょう。
がんばってください!!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません