「クライエントの言葉のどこがキーワードかわからない」という方へ
「キーワード」とは、クライエントの感情、思い、信念、価値観などが表れた言葉です。クライエント自身が自己概念に気づくための「手がかり」とも言えます。
なぜ「キーワード」を拾うことが必要か
CDAがキーワードを使ってクライエントに(質問ではなく)問いかけることで、クライエントが自己概念に意識を向け、自問自答を促すことができます。
言い換えれば、キーワードは「クライエント→CDA」という心の方向が「クライエント→クライエント自身」へと変わるきっかけになります。
2次試験の判定ポイントで一番重要な「自己探索の支援」をするために必要な要素の一つがキーワードだと言えます。
キーワードを見つけるヒント
- 「繰り返し出てきた言葉」に注目
クライエントは相談に来ているのですから、話したいんです。キーワードが最初に出てきた時に気づかなかったとしても大丈夫です。クライエントが「わかってほしい」と思っている言葉は繰り返し出てきます。気づいた時点でその言葉を拾えればOK!クライエントの自問自答を促すことに繋がっていきます。
他にも、
- クライエント独特の表現
- 話の前後で矛盾した表現
などもキーワードになります。クライエントの話を注意深く聴きましょう。
どのキーワードを拾うかこだわりすぎない
「絶対に○○という言葉を拾わなければならない」というわけではありません。選択肢は一つとはかぎりません。例えば、一つのケースについて複数のCDAに聞いたら「私なら○○という言葉を拾う」というポイントはそれぞれ違うと思います。
そこで一番大切なのは、クライエントに好意的関心を持つことです。
目の前にいるクライエントは「自分の大好きな人」だと思って、クライエントだけに集中しましょう。
がんばってください!!
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