技法が学べるおすすめの本「カウンセリングの技法」★キャリコン2級面接対策

第26回キャリアコンサルティング技能検定2級の申込が昨日から始まりましたね。
締切は4月19日です。気合の入っている方はもう既に申し込み済だと思いますが、まだという方は、お早めにお申し込みくださいね。
2021年度前期試験の申請について

今回は、技能検定2級を受検される方に是非読んでいただきたい本をご紹介します。

技法が学べるおすすめ本「カウンセリングの技法」

「カウンセリングの技法」國分康孝

1979年に発行された本ですが、色褪せることのない、非常に勉強になる本です。国家資格キャリアコンサルタントの勉強をしている時や、資格取得後に読んだという方も多いかもしれませんね。2級を目指す今、改めてじっくり読むと、以前よりも深く理解できることが多いと思います。

ご紹介するにあたり、今回また私も読み返してみました。(ななめ読みではありますが。)本って、読む時の自分の心模様に合わせて、染みてくる言葉が違うなあとつくづく思います。

序論「カウンセリングの定義」

この本の序論にかかれている「カウンセリングの定義」から、私が改めて「そうだよなあ」と思ったところを少し引用してご紹介していきますね。

『カウンセリングは「行動の変容」を目的にする。(中略)行動変容とは、反応の仕方に多様性がでてくることである。』

キャリアコンサルティングにおいても同じで、キャリアコンサルタントのかかわりにより、相談者が自分の気づかなかった視点に気づくことで視野が広がり、行動が変わってくるということかなと思います。

『カウンセリングの技法とは、言語的及び非言語的コミュニケーションを効果あらしめる技法ということになる。すなわち、カウンセラーは自分の考え・感情の伝え方と、来談者の考え・感情のつかまえ方を学ばなければならない。したがって、カウンセリングの技法とは、自己の伝え方と相手のつかまえ方が主たる内容になる。』

「つかまえ方」という國分先生の表現が独特で面白いなあと思うのですが、相談者の主訴と真の問題を捉えること、捉えた問題をを相談者にどう伝えるかも大事だという点は、もちろんキャリアコンサルティングも一緒ですよね。

2級を既に受検された方で、評価区分の「問題把握」「具体的展開」が所用点未満だった方は、技法が弱いという一面があるとも言えます。

大事なことは、技法を理解した上で実際の面接で活用すること。

実務に役立てることが試験対策にも繋がりますので、ぜひ読みながら実践してみてください。

ちなみに、私は「明確化」が非常に苦手だなあと感じたので、この中の練習問題はもちろんのこと、実務で意識して使ったりしていた時期がありました。

最後にもう一箇所引用します。

『カウンセラーもクライエントも等しく根無し草である。たまたまそこに放り出された存在である。そこで根無し草同士がダイアローグを通して人間としての存在の意味を創造しなければならない。頼るべき絶対者を持たないのであるから、人間が互いに集いを通して、自分が自分の絶対者(主人公)になる道を探すのである。したがって、生きるということは、慢性の頼りなさを克服していくプロセスである。(後略)』

「根無し草同士のダイアローグ」という表現が、これまた面白いなあと感じました。言い得て妙ですよね。
ダイアローグ(対話)という言葉は、キャリアコンサルタントにとっても非常に大事なキーワードです。2021年1月に行われた「新能力要件を読み解く」という本のセミナーでも何度も強調して使われていました。(下記の記事をご参照ください。)相談者とのダイアローグ、大切にしていきたいですね。

参考図書が100冊以上挙げられている点にも注目

あと、この本には、最後に「参考図書ガイド」として巻末に100冊以上の本が紹介されています。「斜め読みで良いからたくさん読んでおくことが、相談者の支援につながるよー」というメッセージが書かれており、もっと自分も本を読もうと改めて思わせてくれます。

さあ、2級受検までの約2ヶ月間、真摯に取り組んでいきましょー!!