ロープレの振り返りでスキルアップ!逐語録を短時間で作ろう★キャリコン面接対策

2022-04-20

NHK「奇跡のレッスン」という番組、ご存知でしょうか。
様々な分野で活躍するプロフェッショナルが、最強のコーチとして子どもたちに1週間特別なレッスンをするというドキュメンタリー番組です。

今年の2月に放送された将棋の森内俊之九段の回。(ちょっと前なのですが、好きな番組なので録画して観ました。)
中学生の指導をする中で、

「対局後のふりかえりが大事」

と言っていました。
勝負がついた後、どこにどういう順番で駒を置いていったか、どこでどんな展開になったのか。どこでどうすればよかったのか等を一手ずつ時間を書けて振り返っていくんですよね。

これってキャリコンも一緒だなあと。

面接後の振り返りが大事

ということです。

  • CCがどういう順番でどんな言葉を投げかけたのか。
  • そこでクライエントがどんな反応をしたのか。
  • どこでどんな言葉かけができたらよかったのか。

面接が終わったらそれで終わり、はい次!はい次!と面接ばかりするだけでは、なかなかスキルが向上していきません。なぜなら、自分の面接を客観視できず、改善していくことができないからです。

終わった面接をしっかり振り返ることが、上達のコツの一つだと言えます。

面接後のふりかえりのメリット

面接の振り返りの最大のメリットは、

自分の面接を客観視できるようになること

自分の面接を客観的に観て、自分が「できていること」と「できていないこと」を理解することができれば、あとは「できていないこと」に焦点を当てて練習していけば良いですよね。自分でPDCAサイクルを回し、課題を克服することができるようになります。

ロープレ後のふりかえりのために逐語録を作ろう

ふりかえりを行うために、まずやってほしいのは、逐語録の作成です。
「作るのに時間がかかるしいやだなあ」と思うかもしれませんね。
でも大丈夫です!!めっちゃ簡単な方法を2種類お伝えしますので、ぜひやってみてください。

逐語録の記録のとり方

PC入力、手書き、どちらでも構わないのですが、列を分けることをお勧めします。
例えば、エクセルだったらこんな感じです。

なぜ列を分けるかというと、展開がわかりやすいからです。
ノートに書く場合は、1ページを半分に折ると書きやすいですよ♪

逐語録作成方法(パターンA):簡易逐語録を手書きで作成する

一番手軽で簡単な方法は、簡易逐語録を手書きで作成するです。
やり方はいたって簡単♪
録音を流して、書けるだけ書くという方法です。
簡易逐語録作成にかかる時間は、ロープレの時間と同じ15分(2級なら20分)です。

CCの発言はなるべく全部書けるだけ書いてください。
CLの発言は、感情・考え方・価値観の言葉を中心に書いてください。
書けなかったところは気にしないこと。

逐語録というと、「一言一句逃さないで書かないといけない」というイメージがあると思いますが、私はそこまでこだわらなくても良いと思っています。大事なことは、使用目的は何かです。

完璧に書かなくても、伝え返しや質問の形、展開方法の全体像を観ることができますし、どういえば良かったのか等を考える材料として十分です。効率よく振り返りを行っていきましょう。
こちらの記事にも紹介していますので、読んでみてくださいね。

逐語録作成方法(パターンB):音声入力で逐語録を作成する

これは、私が普段、「課題診断レッスン」の課題診断レポートを作成する時に使っている方法です。
手入力(タイピング)と「Google document」の音声入力を併用しています。
*ブラウザはChromeを使用する必要があります。

音声入力は、そのまま音声を流しても2人の会話を音声認識させるのは難しいので、パソコン上でイヤホンマイクで録音を聴きながら、シャドーイングの要領で会話を自分の言葉で話して「Google document」に音声入力していきます。

この方法でテキストに大体落とし込めるのですが、句読点が打てないというデメリットがあります。誤変換しているところ、句読点はあとで入力しなおします。(私の場合、最近はもう句読点はなしのままで使っています。)

あとは、エクセルで作成した逐語録用フォーマットに移して見やすくしています。この方法で、15分のロープレなら、30分~45分くらいで逐語録を作成できます。

逐語録を作成することは、上達への第一歩となりますので、ぜひ一度やってみてください。
振り返りの方法は、また別の記事で紹介しますね!!

母が育てたブロッコリーの写真が送られてきたので掲載してみました^^