CLに何を質問すればよいのか(信頼関係構築編1)★第3回キャリコン面接対策(13)

前回は「何を質問すればよいのか」と思い悩む前に、すべきことについてお伝えしました。

今回は、じゃあ、どんな質問をすればよいのかについて書いていきます。クライエントへのアプローチの仕方は人それぞれ。基本をうまく取り入れて、自分なりのアプローチ方法を見つけてくださいね。

面接の中でコンサルタントがすべきこと

面接の中でコンサルタントがやらなければならないことを超単純化すると、こんな感じになります。

  1. 信頼関係を構築する
  2. 問題を把握する
  3. 自己探索を支援する
  4. 自立・自律を支援する

面接試験でやらなければならないのは、1から3の入り口まで、すなわち、信頼関係構築・問題把握・自己探索の支援の3つです。この3つができるように質問する必要があります。

クライエントにどんな質問をすれば良いのか(信頼関係構築編)

面談の最初は、信頼関係を作ることが一番の目標です。そのためにどんな質問をすればよいか、コツをお伝えしていきますね。まずは1つめ。

クライエントの話したいことを話したいように話してもらう。

クライエントは悩みを話したくて来ています。まずはクライエントが言いたいことを全部話してもらいましょう。そのためには、クライエントが話しやすいように「励まし」(頑張れ!ではありませんよ(笑)。上手に相手が話しやすいよう、合いの手を入れることです。)を行いましょう。

コンサルタントが知りたいことを質問するのではありません。クライエントが話したいことを自由に話せるように質問してください。面接前半は関係構築が重要課題。クライエントに「あ、この人、私の話を丁寧に聴いてくれるな。」とか「私の話に興味を持ってくれてるな。」と思わせるようにかかわることが大切です。

「クライエントが話したいことは何か。」面接の最初はこれに尽きます。クライエントが話したいことを質問して、信頼関係をガッチリ作ってしまいましょう。