第2回国家資格キャリアコンサルタント★実技(面接)試験対策通信(30)自問自答を促すには?
先週末、ロープレの勉強会や講座に参加された皆さま、そして学科・論述試験勉強に励まれた皆さま、お疲れ様でした!!いよいよ試験が迫ってきましたね。「仕事が忙しくて時間がない!!」という方もあきらめないでください。特に学科試験は、やればやっただけ必ず成果が現れますので、諦めずに1問でも多く問題を解いて、1つでも多くのことを覚えられるようにがんばりましょうね^^
さて、今日は面談のクライマックス、「CLに自問自答を促すには?」をテーマにお届けします。
自問自答って何?
「自分で問いかけて、自分で答えること」です。
面接試験ではCLが自分自身に問いかけて、自分自身で答えを出せるようかかわることが必要です。これを「自己探索の支援」と言います。これができないと合格するのは難しいでしょう。
「自分自身に問いかける」ってどういうこと?
それは、CLの自己概念の影を捉えて、CL自身の自己概念について聴くことです。CLに、自分自身の価値観を改めて客観的に見つめてもらう作業とも言えます。
例えば「仕事にやりがいが感じられない」というCLがいたとします。CCtは、どんな仕事をしているのか、どんなときにやりがいがないと感じるのか、過去にやりがいを持って仕事をした経験はあるのかなどきいていった後、「●●さんにとって仕事のやりがいとは?」を聴くという感じです。まあそんなに簡単に話は進まないとは思いますが、単純化するとそんなイメージです。
自問自答を促すにはどうすればいい?
急に出会ったばかりの人に「仕事のやりがいは?」ときいても答えられないですよね。しかも、なんでそんなこと急にきくの?と、私だったらどん引きします(笑)。だから最初に信頼関係をしっかり作る必要があります。
信頼関係が作れると、CLはCCtと話していながらにして、心が自分自身に向きやすくなります。だからCLは、自分自身の心の奥への問いかけにも素直に答えるように自然となっていきます。
そして過去の話をきき、CL自身が自分の歩んできた道や出来事、その時の考えや感情を振り返った後が、CLに自問自答を促すチャンスとなります!!
自問自答を促す問いかけのヒント
「自己概念の影を捉えて問いかける」のは非常に難しいですよね。実際、自己概念の影はわかるんだけど、それをどう深めて質問したら良いのかわからない!!という声をよく聞きます。
過去の経験をきき、チラチラ見えてきたCLの自己概念の影を使って「CLの価値観」を聴いてください。CCtが問いかけた後、CLが「そういえばどうだったかなあ・・・(考えこむ様子)。そっか、自分は○○に対して△△というように思っていたんだ。」というような反応が返ってきたらOKです。
CLが今まで気付いていなかった自分に気づくような問いかけをしてくださいね♪
- 面接試験では、CLに自問自答を促して、自己探索の支援をすること(自分自身に問いかけて、自分自身の心の奥を理解できるようにかかわること)が求められます。
- 信頼関係を構築し、過去の経験を詳しくきき、自己概念の影が表れた後が、自問自答を促すチャンスです。
- CL自身が、今まで気付いていなかった自分に気付けるような問いかけをしましょう。
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