面接のプロセスを意識できるか★キャリコン2級面接対策

気がつけば、国家キャリアコンサルタントの筆記試験まで、あと1ヶ月と1日となりました!試験までは本当にあっという間です。残り1ヶ月、何をどれくらいどのように勉強するのか、しっかり計画を立てて、悔いが残らないようにしていきましょう♪

国家キャリコンの論述対策(協議会版)は、もうすぐ完成予定です。「いつできるんですか?」「まだですか?」とお問い合わせいただき、首をなが~くして待ってくださっている皆さん、本当にありがとうございます。も、も、もう一息で完成のところまできていますので、あとちょっとだけお待ち下さいね。お問い合わせいただいた方には、公開の準備ができ次第、メールで個別にご連絡させていただきます!

さて、第21回キャリコン2級の面接試験も、今週末で終了となりますね。私が2級の支援をしている方々の中にも、今週末が試験の方が数名いらっしゃいます。ということで、今日は今週末に面接試験を受検される方向けに書いてみます。もちろん、国家キャリコンを受検される方もヒントになりますので、読んでみてくださいね。

面接試験対策で大事なこと2つ

国家キャリコンとキャリコン2級の試験対策で共通する、最も大事なことはこの2つです。

  • 傾聴ができるか。
  • 展開ができるか。

これらができれば、どちらの試験も合格できると言えます。国家キャリコンは、どちらかというと「傾聴」がメイン。「展開」がそんなにできなくても(ある程度なんとなくできれば)合格できます。一方、キャリコン2級は「熟練レベル」なので、「傾聴」はもちろん「展開」もしっかりできないと合格できません。

キャリコン2級の評価区分と「傾聴」「展開」の関係

キャリコン2級の評価区分と照らし合わせながら、もう少し詳しく説明します。2級の評価区分は以下の4つです。

  1. 基本的態度
  2. 関係構築力
  3. 問題把握力
  4. 具体的展開力

1と2は「傾聴」にかかわる項目といえます。一方、3と4は「展開」に非常に大きくかかわる項目です。また、クライエントとの信頼関係が築けないと、1と2は得点が低くなるのはもちろんのこと、3、4と点数がどんどん下がっていく場合も多いです。

ということで、まずは丁寧な傾聴で、信頼関係をガッチリ掴んでおくことが大切です。傾聴については、国家キャリコンの記事でたくさん書いています。「傾聴の基本サイクル」を使って、クライエントとの信頼関係を早めに作りましょう。既に国家資格を取得されている方はある程度できているとは思いますが、この機会におさらいしておいてくださいね。

面接のプロセスを意識できるか

クライエントとの信頼関係が築けるだけでは、2級に合格できません。2級に合格するためには、面接のプロセスを意識した展開ができることが重要です。

面接のプロセス、頭に入っていますでしょうか。ざっくりいうと、こんな感じです。

  1. 関係構築
  2. クライエント視点の問題把握
  3. キャリアコンサルタント視点の問題把握
  4. 目標設定
  5. 方策提案

このひとつひとつのステップをロープレと口頭試問で進めていきます。ちなみに、ロープレ20分で全部やろうとしなくても大丈夫。「キャリアコンサルタント視点の問題把握」までを面接で行い、目標・方策は口頭試問で答えても十分合格できます。(実際、私がそのパターンで合格しました♪)

ということで、ロープレで全部やらなきゃ!!と展開を焦らないこと。しかしながら、この展開を意識して実践できることが「熟練キャリアコンサルタント」の証です。しっかり頭に入れて、試験に望んでくださいね。

国家キャリコン受検の方へ

今回の内容は、国家資格キャリアコンサルタントを受検される方も、ぜひ参考になさってください。キャリアコンサルティング協議会で受検される方は、頭に入れておくと役に立ちますよ♪

JCDAで受検される方は、ちょっと注意が必要です。JCDAは「問題解決はしなくてよい」という基本的な考え方があり、展開方法が違います。JCDAの展開方法については「経験代謝」関連の記事をしっかり読んでみてくださいね。