相談者の真の問題を捉えるヒント★キャリコン面接対策

「結局、相談者の主訴はなんなんだろう・・・」
「相談者の問題ってどうすればわかるの?」

こんな疑問を持ったことはありませんか。ロープレの最中は質問することでいっぱいいっぱいで、相談者が一番言いたいのは何だったのか、相談者の本当の問題は何なのか、結局わからず終いなんていうことにならないために、今日は相談者の問題点についてお伝えしていきます。

相談者の問題点って何?

「相談者の問題点」といった場合、2つの視点があります。相談者視点の問題点と、キャリアコンサルタント視点の問題点です。

相談者視点の問題点は、いわゆる「主訴」。相談者が何が問題だと思っているのか、ということです。一方、キャリアコンサルタント視点の問題点は、いわゆる「見立て」。相談者が気づいていない、真の問題点です。

なので、この2つが同じだったら、相談者は相談に来ないだろうなーと思います。自分で本当の問題に気づくことができないから、悩んで相談に来るわけです。まずは、この2つが違うんだということを理解しておきましょう。

問題点と評価区分との関係

次に、評価区分との関係について考えてみます。問題点は何か、という質問は、論述問題でも出題されますよね。

JCDAでは「主訴・問題の把握」という評価区分があります。キャリアコンサルティング協議会では、評価区分に「問題」という言葉は出てきませんが、「展開」や「自己評価」(口頭試問)の中に「問題把握」が含まれていると考えられます。ちなみに、2級キャリアコンサルティング技能士にも「問題把握力」という評価区分がある通り、問題をとらえる力というのは、試験の中でも重要なポイントとなります。

クライエント視点の問題点を考えるヒント

クライエント視点の問題点、何をどう考えればいいのかなと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、超簡単!そしてざっくりと問題を捉えるヒントをお伝えします。

JCDAの場合

JCDAの試験で求められているのは、ずばり「自己理解の支援」です。相談者の問題を一言でいうと「自己理解不足」と言うことができます。

だからこそ、問題解決志向で進めるのではなく、相談者の自己理解を深めるかかわりをしていきます。そのための手段として「経験代謝」を使います。自問自答を促し、自己概念を明らかにしていくという流れですね。

キャリアコンサルティング協議会の場合

ざっくり大きくわけると問題点は2つ。「自己理解不足」か「仕事理解不足」です。この2つができているのかなーという視点で話を聴いていくと、問題を把握しやすくなりますよ。

キャリアコンサルティング協議会は問題解決型なので、問題がはっきりすれば、あとは目標と方策を考えるという展開です。

今日はコンサルタント視点の問題点について、ちょっとしたヒントをお伝えしました。
もっと詳しく知りたいという方は、ぜひオプティキャリアのレクチャーを受けてみてくださいね^^

おまけ:今日の私

土日は台風の影響で対面レッスンは日程変更しましたが、Zoomレッスンはいつもどおり行いました。オンラインレッスンは移動する必要がないので本当に便利だなと改めて実感しました^^

そんなこんなで今日はオフ。インプットを増やすべく、この研修を受講。
JCDA「キャリアカウンセリング・トレーニング 理論編」
2時間で、キャリアカウンセリングの基本の考え方や経験代謝のことをJCDAの立野会長が説明してくれます。2時間で基本のおさらいと、経験代謝の認識のずれがないかを確認できてとても勉強になりました。

資格の有無、受験団体にかかわらず、誰でも受けることのできる通信講座です。資格を取得された方はもちろん、これから受験される方にもとても手軽に学べるのでおススメです。

・・・そして今、この記事を書いている私。休みの日と思っても、一日中キャリアカウンセリングのことばかり考えてます。やっぱりこの仕事が好きなんだなーとつくづく思います^^