口頭試問「今後どのように展開するか」の答え方★キャリコン面接対策

ロープレ15分間の後の口頭試問も評価の対象になっています。40%が合格ラインの試験なので、完璧を求める必要はありませんが、ロープレだけでなく、口頭試問にもしっかり備えておきましょう。

「今後、どのように面接を展開するか」にどう答える?

JCDAとキャリアコンサルティング協議会では答え方が異なる

この質問への答え方は、受験団体により異なります。

どちらの協会も「クライエントに気づきや変化をもたらすかかわりをする」というゴールは一緒ですが、面接試験で求められていることが違います。

JCDAは、CLの自己理解を深めることができるかどうかを問われます。クライエントの価値観や自己概念を深めて聴くことが求めれます。

一方、キャリアコンサルティング協議会は、クライエントの問題を客観的に捉えた上で、目標、方策へと具体的な問題解決へつなげることが求められます。

というわけで、今後の展開についても答え方が違ってくるのです。

「今後どのように展開するか」の答え方(JCDAの場合)

答え方のポイント

答えておきたい2つのポイントがあります。

1)「聞き足りなかった部分を聞いていく」と答える。
「15分の間に●●について聞くことができなかったので、●●について聞いていきたい。」
「15分の間に●●について十分に聞くことができなかったので、●●についてもう少し深く聞いていきたい。」というような感じです。

2)クライエント自身が自己決定できるようサポートしていきたい、と答える。
1の後に、これを付け加えましょう。

例えば、「仕事を辞めようかどうしようか悩んでいる」というクライエントだった場合、「仕事を辞めたい」という気持ちと「仕事を辞めたくない」という気持ちがあることがわかりますよね。

ロープレでは「なぜそう思うようになったのだろう」と考え、仕事を辞めたいと思うようになった過去の経験(事実、感情)を聴き、そこを深めてクライエントの価値観や自己概念をきいていくかかわりをしていったとします。

口頭試問では、こんな感じで答えられれば良いかな-と思います。

「仕事を辞めたいと思うに至った過去の経験やその思い、そこに表れた~というクライエントの価値観をある程度聞くことができました。しかし、もう一方の気持ちである「辞めたくない」という部分については聞くことができなかったので、残りの時間で聞いていきたいです。クライエントの「辞めたい」と「辞めたくない」というそれぞれの思いの奥にある価値観や自己概念を丁寧に傾聴していき、最終的にクライエント自身が判断できるようサポートしていきたいです。」

これは絶対的な模範解答ではありません。一つの解答例として参考にしてくださいね。

こんな答え方は避けてください

指導・教示するような問題解決型の回答だけは避けてください。
例えば、「辞めた場合とやめない場合の条件を比較して・・・」とか「ご主人や周りの人に相談したかどうかを確認して・・・」等、問題解決に走らないでください。

JCDAの試験は「CLの自己理解を深める」がテーマだということを忘れないでくださいね。

今回は、JCDAに特化してお伝えしました。キャリアコンサルティング協議会での答え方はまた別途記事にしますね。

あとがき

私の口頭試問体験談

余談ですが・・・私がCDAの面接試験を受けた時、ロープレが結構うまくいったことで気持ちが高揚していたのか、ロープレが終わった瞬間に頭が真っ白になってしまい、口頭試問はしどろもどろになってしまったという恥ずかしい経験があります(笑)。皆さんはそんなことにならないよう、気をつけてくださいね~^^

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