現在、過去、未来の視点で考える★第4回キャリコン面接対策(19)

今日は、面接のアプローチを「現在」「過去」「未来」という視点で考えてみたいと思います。

現在、過去、未来の視点を考える

「げんざいかこみらーいー」と、幼い頃にめっちゃ流行った、渡辺真知子さんの歌を口ずさみながら書いてます(笑)。40代半ば以上の方しかわからないかもしれませんね。失礼しました^^

さて、話を本題に戻します。

「クライエントに何を質問したら良いかわからなくなってしまう」という方は、この「現在」「過去」「未来」の視点で考えてみましょう。具体的にはこんな感じです。

<現在>

面接が始まったら、現在のことを訊いていきます。例えば、
・クライエントは、どんな仕事をしているのか
・クライエントの相談内容に出て来る登場人物とクライエントの関係について

等々、クライエントの状況やクライエントを取り巻く環境について幅広く訊いてみてください。

現在のことは、クライエントにとって話しやすいはずです。クライエントが話しやすい話題について訊くことで、クライエントとの信頼関係を徐々に作っていくことができます。

<過去>

現在の状況が訊けたら、相談に来たきっかけ・原因と思われる過去のことを聴いていきます。JCDAの言葉を使うと、「経験代謝」の「経験の再現」から「意味の出現」です。ここで大切なのは、この3つです。

・過去の経験(事実)を聴くこと
・その時の感情を聴くこと
・クライエントが自己概念に気付けるよう問いかけること

事実を具体的に聴くことで、クライエントはリアルにその時のことを思い出していきます。コンサルタントは、その経験を頭の中でイメージすることができます。

更にリアルなイメージを踏まえた上で感情を聴くことで、クライエントはその時の感情をありありと思い出すことができますし、コンサルタントは深く共感することができます。

更に、そこからクライエント自身が気づいていなかった自己概念に気付けるよう問いかけていきます。ここの部分は、「未来」と重なってくるかもしれません。

<未来>

現在と過去を踏まえると、クライエントが考えている「ありた自分像」が見えてきます。ありたい自分の姿になれないから、クライエントは悩んだり苦しんだりするわけですよね。じゃあクライエントはどうなりたいのか。どうあるべきと考えているのか。クライエントが思う理想の姿を聴くことで、クライエントの価値観、考え方がはっきり見えてきますよ。

ということで、現在⇢過去⇢未来という視点を持って聴いていけば「15分続かない・・・」ということも無くなるはずです!がんばってくださいね。

「どうしよう、自信がない・・・」という方、まだ間に合います!オプティキャリアのレッスンで、自信をつけて本番に臨みましょう♪