CLへの質問を考える前にすべきこと(面接前半)★第3回キャリコン面接対策(12)
いよいよ今週末は、学科&論述試験ですね。あと6日あります。特に学科は、やればやっただけ実力につながります。過去問を解く。わからないところを調べて覚える。そしてまた過去問を解く。というように、毎日少しずつでも勉強を続けてくださいね。
さて今日は、「どうしてもクライエントへの質問を考えるのに必死になってしまう」という方に、その対処方法をお伝えします。まずは、面接前半についてに特化してお話していきます。
質問を考えるのに必死だと信頼関係が築きにくい
クライエントの話を聴いている時、次に自分がする質問のことを考えて焦ってしまい、クライエントの話に集中できないということってありますよね。この時のコンサルタントの心の向きについて考えてみましょう。
本来は、こうあるべきです。
【心の向き】コンサルタント(自分) → クライエント(相談者)
ところが、質問を考えるのに必死だと・・・
【心の向き】コンサルタント(自分) → コンサルタント(自分)
と自分自身に向いてしまっています。
クライエントは、そういうコンサルタントの態度を読み取ってしまい、寄り添って話を聴いてもらっている感じがしません。だから信頼関係を築くのが難しくなってしまうのです。信頼関係を気づかないと、クライエントは心を開いてくれません。
CLへの質問を考える前にすべきこと
質問、ちょっと待ったーーーー!!質問を考えそうになる前に、これをしっかり叩き込んでください。超単純化してみました。この2つを徹底してみてください。一気に合格ラインに近づきます。
「この人は何に悩んでいるんだろう」「この人が一番話したいことは何だろう」と、クライエントのことだけを中心に考えること
コンサルタントがどう思ったかは口に出しません。決して「○○じゃないんですか?」と自分の考えをクライエントに伝えないでください。「~と言っているけど、○○じゃないのかなあ。」というように、自分の考えは「見立て」として心にしまっておきましょう。これが面接後半に活きてきます。
クライエントが話したいことを自由に話せるように「合いの手を入れる」(質問する)のがポイントです。クライエントが大好きな人だと思ってください。とにかくクライエントのことばっかりを考えてください。すると、「何があったの?」「いつごろからそう思ったの?」「なんでそう思ったの?」という具合に、どんな合いの手(質問)を入れれば良いのかがわかってきます♪
「待つ」「受け止め」を丁寧に行うこと。
クライエントが話し終えたら、「そうなんですね~」と少し大げさに、ゆったりと相槌をうって、少し待ちましょう。
クライエントが話を続けないことが確認できたら、「受け止め」(伝え返し)を行いましょう。
受け止めは信頼関係構築の極意です。過去に何度も記事にしていますので、詳しくはこちらを参考にしてくださいね。
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