第2回国家資格キャリアコンサルタント★実技(面接)試験対策通信(11)具体的展開力
今日は、大学の模擬面接講師の時にご一緒させていただいた方と、北山通の「紅茶館」で楽しいティータイムを過ごしてきました。
キャリアコンサルタントの勉強をしている方や、それをお仕事にされている方は、本当に皆さん個性的でステキな方ばかりだなあとつくづく思います。そんな方々とお話をするのが楽しくて大好きです^^
さて前回は、JCDAの合格基準3つのうちの1つ目、「主訴・問題の把握」についてお伝えしました。
今日は、2つ目の「具体的展開力」についてお伝えします。
「具体的展開力」ってどんな力??
今までのCDA試験にはなかった言い回しなので、再受験の方は戸惑われたのではないでしょうか。
すばり!
「具体的展開力」= 自己探索の支援(クライエントに気づき・変化をもたらすかかわり)
と考えてください。
ちなみに、「具体的展開力」はキャリアコンサルティング技能検定2級で求められる4つの合格基準のうちの1つです。
おそらく、キャリア・コンサルティング協議会と足並みを揃えるために使われた表現だと思います。
キャリアコンサルティング技能検定2級の試験要項に書かれている「具体的展開力」の説明書きはこれです。
「具体的展開力」
相談者との関係性を意識しながら面談を進め、相談者の訴えを理解した上で適切な目標を設定し、キャリアコンサルタントとしての対応を適切に選択し、対応できることで、相談者に気づき、変化(問題に対する認知の変化、自分または重要な他者に対する認知の変化、自己の表面的な表現から内面表現への変化、具体的行動や意欲の変化など)が起こること。
これはすなわち、今までのCDA試験に求められていた自己探索の支援(クライエントに気づき・変化をもたらすかかわり)このことだと考えます。
以前のCDA試験では、以下の説明書きがありました。
クライエントの問題の背景にある感情、考え、価値観等をクライエント自身が把握できるように促したか。
- クライエントの価値観・意思・感情がなどが出ている時に、注意深くその表現の背景にある自己概念を聞き取れたか。
- クライエント自身の現在の問題に表れた自己概念に意識を向けるように促す支援ができたか。
「自己概念の影」を捉えて問いかけることで、クライエントに自問自答を促すこと。
よく「深掘り」といいますが、これができるかどうかです。
イメージが付きましたでしょうか?
次回は、JCDAの合格基準3つのうちの3つ目、「傾聴」について解説します♪
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