クライエントに心を開いてもらうために必要なこと★キャリコン面接対策
面談で一番最初に意識したいことは、クライエントに自分(キャリアコンサルタント)を信頼してもらうことですよね。クライエントがキャリアコンサルタントに対して心を開いて話してくれることがとっても大事です。
関係構築のために必要なことを、今回は一つピックアップしてお伝えします。
クライエントにとってどのかかわり方が良い?
まずは、ふだん自分がどんな風にかかわっているかを確認していきましょう。クライエントの発言に対して、キャリアコンサルタントの回答を3つ用意しました。ABCの中から選んでみてくださいね。
CC-B:「今どんな仕事をしているんですか。」
CC-C:「そのことをもう少し詳しく教えていただけますか。」
いかがでしょうか。
私がキャリコンなら、CC-Cを選びます。
理由は、
オープンクエッション(開かれた質問)を使って、
クライエントが話し始めた内容からそらさずに質問しているからです。
だからこそ、クライエントは自分の話したいことを自由に話せるわけです。
CC-Aは、明らかに話がそれちゃってますよね。しかも「誰にも相談できなきから来てるのに・・・」と言われてしまいそうです。
CC-Bは、「仕事」という事柄に焦点が当たっているため、クライエントは「事務的だなー」と感じるかもしれません。
CC-AとBが全然ダメ!と言っているのではないんです。ただ、クライエントと短い時間で関係を築くためには回り道になるので、最善ではないと考えます。
クライエントが話したいことを聴く
クライエントは悩みがあって相談に来ます。悩みという認識がなかったとしても、話したいことがあるから相談に来ますよね。その時まず意識してほしいことは、
です。
クライエントは話したいから来るんです。だから、まずはクライエントが話したいことを話したいように話してもらうこと。それをじっくり聴いて、受容、共感することができれば、クライエントは「この人(キャリコン)、めっちゃ話を聴いてくれるし、いい人だなー」と好意を持ってくれます。そうして信頼関係が築かれていきます。
別の言い方ですが、
も同じ意味です。クライエントの話をそらすということは、クライエントに背を向ける行為です。クライエントが話したいことではなく、キャリアコンサルタントがききたいことを質問することになります。これはすなわち、クライエント中心に話が聴けていない状態です。
「そんなのわかってるよー」と思われたかもしれませんね。傍からみればわかるのですが、自分がやってみるとなかなか難しいものです。ついつい自分(キャリコン)が知りたいことを質問してしまう。ふだんの会話のくせがそのまま出てしまうのかもしれません。
キャリアコンサルタントは、意図的に話を聴くことができるプロフェッショナルです。クライエントとどうかかわればクライエント中心に、クライエントが話したいことを話したいように話してくれるのかを意識していきましょう。まずは、ふだんの会話から意識してみてくださいね。過去のこの記事も参考になさってください。
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11月の国キャリ試験に向けて、初めての方も再チャレンジの方もレッスンを受けてくださっているのですが、皆さん本当に熱心。これまでたくさんの方々をプライベートレッスンでみてきましたが、面接の上達スピードは個人差が大きいといつも感じます。だからこそ、早い段階でご自身の課題やペースをつかんで練習していくことはとても大切だと思っています。
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