CLに何を質問すればよいのか(信頼関係構築編2)★第3回キャリコン面接対策(15)

学科試験、論述試験を受験された皆さま、お疲れ様でした!さて、いよいよ今週末はキャリア・コンサルティング協議会、来週末はJCDAの面接試験ですね。筆記試験がうまくいかなかったという方も、気持ちを切り替えて、面接試験に向けて取り組んでいきましょう♪

今日は、クライエントに何を質問すればよいのか、というテーマの続きをお伝えします。

わからないことは恐れず質問すること

クライエントの話を聴いている中で、「○○って何のことかわからないなあ」と思いながらも、

流れを遮ってしまうのではないか。
訊いてはいけないのではないか。

と考えてしまい、クライエントに訊けず、わからないまま話を進めてしまうことってありますよね。コンサルタント自身がわからないまま進めてしまうと、心から共感することができません。例えば、

「コールセンターでオペレーターをしているんですけど、SVにモニタリングされるのが嫌で辞めようかなと悩んでいます」

と言われたとします。何のことかイメージできますか?

「SVってどんな人?」
「モニタリングって何?」

というように、わからない言葉をきちんと確認しないまま進めてしまうと、クライエントの話を理解することができません。

「勉強不足ですみません。モニタリングってどんなことをするんですか。」

など、話が理解できるようにきちんと質問しましょう。そうすることでクライエントの言いたいことをしっかり理解でき、クライエントの話により深く共感できるようになり、信頼関係構築につながります。

コンサルタントの興味本位の質問はNG

気をつけなければならないのは、クライエント中心の質問ではなく、コンサルタントの興味本位での質問に走らないようにすることです。例えば上記のケースで言えば、

「何時から何時まで働いているんですか。」
「コールセンターの規模はどれくらいですか。」

など、クライエントの話したい内容と無関係な質問を投げかけると、表面的な話に終始してしまい、信頼関係が築きにくくなりますので注意が注意が必要です。

面接の前半は、信頼関係構築が大切です。クライエントの話に共感するのに必要な最低限のことを質問するよう心がけましょう。