しっかり受け止めガッチリ信頼関係構築★キャリコン面接対策
伝え返しは関係構築においてとっても大切なポイントです。なんで大切なの?と疑問に思う方は、こちらの記事から読んでみてください。
さて今回は「受け止め(伝え返し)」について具体的に解説していきます。
面談の前半の目標は「信頼関係構築」
面談の前半は「信頼関係構築すること」を目標にクライエントの話を聴く必要があります。なぜなら、信頼関係がない相手に自分の心の内を話すはずがないからです。
会ったばかりの人からすぐに「あなたのやりがいは何ですか?」「あなたにとって仕事とは?」と聞かれても答えられないし、むしろ答えたくないですよね。私だったら絶対にドン引きします。
ということで、面談の前半は、信頼関係づくりに徹底的にこだわってほしいんです。
では、そのために何をするか。
それが「受け止め」です。
「受け止め」をイメージしてみよう
クライエントが話している時、「何を質問しよう」と考えながら話をきき、話し終えた後、すぐに質問していませんか?
「会話はキャッチボール」とよく言いますので、キャッチボールをイメージしてみましょう。自分に向かって投げられたボールをキャッチするにはどうしたら良いでしょうか。
ボールが正面に来るように体を移動して、グラブでギュッと掴みますよね。まさか、ボールをキャッチせずに手のひらで打ち返す人はいないはずです。痛いしね(笑)。でも、すぐに質問してしまう、というのはそんな感じです。
面談でも同じようにイメージしてください。
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イメージできましたか?
「相手の投げたボールを正面からしっかりキャッチする。」
これが「受け止め」です。
相手が投げてきたボールをキャッチせずに転がったままにしておいて、違うボールを相手に投げる、なんてことをしていては信頼関係は築けません。
なぜ「受け止め」が信頼関係構築の肝なのか
前回もお話したとおり、私は「受け止め」でも特に「伝え返し」を推奨しています。
ロジャーズ曰く、「伝え返し」とはこの2つを目的としています。
- 理解の確かめ
- 受け取りのチェック
例)「あなたは◯◯と感じていると、私は受け取っています。よろしいでしょうか?」
*直訳風ですが、まあこんな感じをイメージしてください。
- クライエントとの信頼関係が築ける。
クライエントがキャリアコンサルタントに対して「この人は自分の話をちゃんとわかってくれてる♪」と好感を持ってくれる。そこから信頼関係ができていきます。
- クライエントの自己理解を深める。
クライエントは、自分が話した内容をキャリアコンサルタントの口からもう一度きくことになるので、「あー今自分はそんな風に言ったんだ~」と自分の発言を客観視することで、自己理解を深めることができます。
- キャリアコンサルタントが自分の理解度を確認できる。
キャリアコンサルタントは、クライエントの話を自分がしっかり理解出来ているかをクライエントに確認できます。もし「いえ、そうではないです」という返事だったら、それはまたラッキー。「すみません。ではどういうことでしょうか?」ともう一度きき直すことができます。
- キャリアコンサルタント自身が頭の整理をする余裕ができる。
「伝え返し」と「適度な間」で、ゆっくり話をすすめることができるので、「次の質問や展開をどうしよう・・・」と焦ることがなくなります。
「受け止め」は本当に大切なので、絶対に押さえておいてください!!
「受け止め」ができているかどうかが、合格できるかどうかを左右する、と言っても過言ではありません。
オプティキャリアのレッスンでも、まずこれができているかできていないかを重点的にチェックしています。
熱く語って説明が長くなってしまいました(汗)。
「伝え返しの仕方」の具体的な説明は、次回(金曜日)にお伝えしますね^^
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