CLに何を質問すれば良いかって?それはCLが・・・★キャリコン面接対策

ここのところ、自分が行った面談の逐語録やケース記録を作る機会が次々にやってきて、苦しみながらもとても勉強になっています。自分で振り返るだけでも気づきがあるのですが、第三者にみていただき、新たな視点をいただくことは更に学びが深まるなーと実感しています。こういう機会って、自分から進んで作っていかないとなかなか持てないんですよね。だからこそどんどんこれからもチャレンジしていきたいなーと思っています。

さて今回は、CLに何を質問すれば良いのかわからなくて困る!というお悩みのヒントをお伝えします。

CLに何を質問すれば良いのか

「次に何を質問しようと思って焦ってしまう」
「CLに何を質問したら良いかわからない」

という相談をよくいただきます。初対面のクライエントと話すというだけでも緊張するのに、「何か質問しなきゃ」と思ったら、焦っちゃいますよね。私もロープレを始めた頃、どう質問すればよいかわからず、15分間続けるのが苦しかった経験があります。

「何を質問すればいいんだろう・・・」と思った時、考えてほしいことがあります。
そもそも、CLはなぜキャリアコンサルテイングを受けに来ているのでしょうか。

それはもちろん、話したいことがあるからですよね。だから、

CLが話したいと思っていることを聴く

単純に、まずはこれができれば良いと考えてください。

別の言い方をすれば、

CLが何を一番話したいと思っているんだろう。
CLが一番訴えたいことは何だろう。

ということをずっと考えながらクライエントの話を聴いてみてください。そうすれば、クライエントの話に集中することができ、話をそらさずに、クライエントに寄り添いながら話を聴くことができます。

ちょっと待って!その質問はCLが話したがっていること?

CLが話したいと思っていること、一番訴えたいこと、これがいわゆる「主訴」です。「CL視点の問題」とも言います。

面接の前半では、CLと良い関係を作っていきながら、「CLが一番話したいと思っていることは何なんだろう」という点を意識して、丁寧に話を聴くことが大切です。

そして、質問をする時に考えてほしいことがあります。それは、

その質問は、クライエントが話したいことか、それともキャリアコンサルタントが聴きたいことか

ということです。

キャリアコンサルタントがききたいことばかり質問すると、事情聴取やアンケートみたいに一方通行になってしまいます。クライエントは話したくてきたのに、全然話を聴いてもらえなかったらどんな気持ちになるかを考えてみてください。

クライエントが話したがっていることについて質問すれば、クライエントは自分に興味を持ってもらえていると感じ、キャリアコンサルタントに親しみを感じるようになり、心を開いてどんどん話してくれるようになります。

ということで、
クライエントに何を質問すれば良いのか。それはまず、クライエントが話したがっていることを質問するってことです♪