【技能検定1級対策】もしあなたが事例相談者で、指導者にダメ出しばかりされたら……
あなたが事例相談者で、指導者にダメ出しばかりされたら…
「ここはきいた?」「これはどういうこと?」と事情聴取される。
ここもだめ、ここもだめ、とできていないことを指摘される。
こんな指導だったら、「自分のダメなところを指摘される、怒られる場なんだ」と解釈されて、二度と受けたくない!と思っちゃいますよね。
じゃあ事例指導とはどういうものなのでしょうか。
どんな事例指導だったら、どんどん受けたいと思える場になるのでしょうか。
まず、事例指導を受けようと思う事例相談者の立場から考えてみましょう。
なぜ事例相談者は事例指導を受けようと思うのでしょうか?
自分のうまくいかなかった面談を振り返ることって、苦痛ですよね。
なのになぜ事例相談者は事例指導を受けようと思うのでしょうか。
それは、自分ができていない、どうしたらいいかわからない、でももっと良いキャリアコンサルティングができるようになりたい!という熱意や向上心を持っているからだと思います。
このように熱意を持った事例相談者に対して、ダメ出しばかりして、ネガティブな気持ちにさせるなんて、絶対にあってはならないことですよね。
では、指導者がすべきこと、ゴールはなんでしょうか。
事例指導のゴールは?
私が考える、事例指導のゴールは、
ということかなと考えています。
具体的には、
事例相談者が
- 自分の課題だけでなく強みも理解している。
- 自分の課題にポジティブに向き合えるようになっている。
- 自分の課題を克服するためにやるべきことがはっきりしている。
- 次の仕事(キャリアコンサルティング)が楽しみになっている。
という状態になっていることが理想です。
では、どのようにかかわれば、ゴールに到達できるのでしょうか。
どうすれば事例指導のゴールに到達できる?
色々ありますが、今回は一番大切なことをお話したいと思います。
キャリアコンサルティングにおける基本中の基本ですが、これは事例相談においても同じです。
事例指導における事例相談者と事例指導者との関係は、キャリアコンサルティングにおける相談者とキャリアコンサルタントとの関係と共通しています。
事例相談者に対して、温かい気持ちで終始接することができなければ、事例相談者との良い関係を築くことはできません。
具体的には、
- 事例相談者を肯定的にみる。
- 事例相談者に好意的関心を寄せる。
- 事例相談者をありのまま受け止める。
- 事例相談者の思いや考えに共感する。
一言で言うならば、事例相談者に対する「愛」だと考えます。
面談の最初から最後まで、どれだけ愛情を持って接することができるのかに尽きます。
「問題を見つけなきゃ」「指導しなきゃ」という気持ちをまずは置いておき、事例相談者への「受容」「共感」「一致」を意識してみてくださいね。
「実際にどうやればいいの?」「どうもうまくかかわれない」という方は、ぜひレッスンをご活用ください♪
1月は少し空枠がありますので、若干名受付中です。
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